2006年12月16日土曜日

改正教育基本法成立、嗚呼残念!

ついに教育基本法が改悪されてしまった。

国の成熟度のバロメーターの1つとして、自立した住民の存在があげられる。

自立した住民とは、自分たちの生活を自分たちで管理できる能力がある、ということである。

それは逆に言うと、上(国)から、あーだ、こーだと縛られなくても、自分たちでルール、もしくはマナーを守っていくことができる、ということである。

具体的に言えば、いかに法(広い意味での)が少ないか、が目安である。

なので、成熟した国では、法律はどんどん減っていくのである。

そうした観点から、昨日、自民党と公明党およびそれを指示する人間達に改悪されてしまった教育基本法を見てみると・・・。

明らかに、日本に住む人間を縛る方向の法に改悪されている。

どこの家庭にも、その家々のルールやマナーがある。

例えば、子どもは夕方5時までに家に帰ること、とか、テレビは1時間まで、とか。

そして場合によっては、それをやぶったときに、罰がともなうことがある。

これはまあ、人間が成熟というか成長していく過程である程度、必要なルール(法)であると言える。

しかし、どこの家庭に「親を愛せよ」などというルールをつくるバカな親がいるだろうか。

もちろん基本的な感覚としては、どこの家庭にもある。

それを法で定めてしまったのである。これほど、こども(国民)をバカにした行為はない。

前にも言ったが、もう一度言う。

この改悪教育基本法は、必ず多くの人を苦しめることになる。

特に、教育現場のまともな自立したしっかりものの教員はまず、餌食にされてしまうだろう。

一番真っ先に、やられるのが、日の丸・君が代がらみである。

ここに、今回の改悪された教育基本法が必ずや結びつけられて、天皇とか国とかお上とかをあえて必要としない、まっとうな教員がやめさせられていくのである。

来年の3月が怖いなあ。

それでもみんな、結局、自民党に投票するのだから、困ったものだ(公明党(創価学会)支持者は、洗脳されていて、自分の頭で政治の善し悪しを考える力が奪われているので、ある意味しょうがないけど。この点はものみの塔の人達と同じだね。盲目に同じ党にいれるのと、まったく投票をしないのと、どっちの方が、レベルが低いか、というのはこれだけで考察に値するテーマだ。)

防衛庁も「省」になっちゃうし。この国、どうなってるの?

今は戦前か?

みんな! Wiiとかプレステ3にうつつを抜かしている場合ではないぞ。ゲームの世界で平和を取り戻すのに、何日も徹夜している間に、現実の世界ではどんどんずるい大人が、自分たちの利益のために、日本をひどい国にかえてるぞ!

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