2009年9月3日木曜日

iPodがウォークマンにシェアで敗れる



「BCNランキング」の8月最後の週で、ウォークマンがiPodの販売台数を抜きました。僅差です。
iPodは、このランキングで、4年8ヶ月、240週間1位でした。しかしよく考えると、これだけトップを独走していたこと自体が尋常じゃないです。
はやり廃りの激しいこの世の中で5年近く1つの会社の製品が売れ続けるというのは・・・。

しかし、このシェアダウンの背景にはいくつかの見方があります。

(その1)iPodじゃなくてiPhoneを購入した人が多かった。
 → iPhoneもiPodとしてカウントすると実は依然としてAppleの独壇場かもしれません。

(その2)ニューモデル登場に備えての買い控え
 →9月9日(日本では9月10日)に、新型(カメラ付き?)iPodシリーズが発表される、とのもっぱらの噂があります。Appleもスペシャルイベントを開催するようなのでほぼ間違いないでしょう。たぶん、このカメラ付きiPodが発売された週にはあっと言う間にAppleが首位に返り咲くでしょう。

 何にせよ、ウォークマンのもつ製品背景とiPodが持つ製品背景は違い過ぎます。
AppleにはiTunesストアがあり、Macがあり、AppleTVがあり、iLifeがあります。iPodは壮大なデジタルハブ構想の一部です。しかも、世界中にいるiPodユーザーのほとんどはそのデジタルハブ構想のほんの一部(要はiPodとiTunesのみ。しかもWindows版)しか利用していません。Macを使い始めた時に、本当のApple製品の良さを実感できるのです。
 ちなみにSonyはconnectというiTunesストアのマネッコ事業を撤廃しています。完全な失敗に終わっています。
 そんなわけで、ウォークマンが首位になったといっても、Appleには痛くもかゆくもないでしょうなあ。

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